STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
「マジよ。
だから相手がどんなヤツで
あれムリなの。
ゴメンね」
シレッと言ってワインを
一口飲む。
……今日はこのおいしい
ワインと料理、それに5万
もらってサヨナラ。
やっぱりそれが一番
いいのかもしれない。
ところが那智は意外な
行動に出た。
食事の途中だっていうのに
いきなり席を立ち、ツカ
ツカあたしの方に歩いてきて――
そしてそばに来ると背を
かがめて、右手の指で
クイッとあたしのアゴを掴む。
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だから相手がどんなヤツで
あれムリなの。
ゴメンね」
シレッと言ってワインを
一口飲む。
……今日はこのおいしい
ワインと料理、それに5万
もらってサヨナラ。
やっぱりそれが一番
いいのかもしれない。
ところが那智は意外な
行動に出た。
食事の途中だっていうのに
いきなり席を立ち、ツカ
ツカあたしの方に歩いてきて――
そしてそばに来ると背を
かがめて、右手の指で
クイッとあたしのアゴを掴む。
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