STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
さすがにここまで言えば
引き下がるだろう。



そう、思ってたのに――…。



「不感症? 何言ってんの、
そんなのはこの世に存在
しないよ」



那智は自信に満ちた声で、
そう断言する。



「は……………?」



「そっか、かわいそうに。

キミは今までまともな
相手に出会えなかったんだな。

それで自分を不感症だ
なんて思ってるって?」



「ちょっと………!」



ナニ勝手に話決めてくれ
ちゃってんのコイツは。


正直面食らう。


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