STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
だけど那智はあたしの反応
なんておかまいなしで、
今度はグイッとあたしの
腕を掴んだ。



そしてそのまま強引に引き、
無理矢理あたしを椅子から
立たせると、



「たしかにそんなカラダ
じゃダメだな。

でも、大丈夫。

オレがきっちり、仕込んで
やるよ」



「は―――…!?」



呆気にとられた隙に、
那智はあたしの手を引いて
部屋を出る。



「ちょ、ちょっとっ。

どこ行くのよ!?」



「決まってる。オレの部屋だよ」



「はぁっ!!?」


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