STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
どーゆー思考回路してんの!?


食事も途中だし――イヤ
それ以前に、仕込むとか
部屋とか、まさか――…。



「やめてよっ。

あたしまだアンタの依頼
受けるなんて言ってな――…」



「答えはさっき聞いた。

キミの、瞳にね。

こんな現状からは
逃げ出したいんだろ?

それならおいで。オレの
ところに」



「……………っ!!」



……あたし、バカなのかも。



こんな見ず知らずのうさん
臭い男に言われたセリフで、
ドキンと心がおどるなんて。



――信用できると思ってんの?


_
< 90 / 396 >

この作品をシェア

pagetop