STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
4―陰謀と同居生活
☆☆☆☆☆
「とりあえずこれ着といて。
朝食を食べたら、買い物に
行こう」
「買い物? なんの?」
那智が投げた物を反射的に
受け取りながら、あたしは
怪訝な顔をした。
すると那智は呆れ顔で
クスッと笑って、
「汐音の物に決まってるだろ。
服とか、日用品とか。
欲しいなら家具も買っていいよ。
一応一式は揃ってるけど――
って、ああ、まだ汐音の
使う部屋見せてなかったな」
後半は独り言になってる。
けどそのセリフであたしは
改めて実感した。
_
「とりあえずこれ着といて。
朝食を食べたら、買い物に
行こう」
「買い物? なんの?」
那智が投げた物を反射的に
受け取りながら、あたしは
怪訝な顔をした。
すると那智は呆れ顔で
クスッと笑って、
「汐音の物に決まってるだろ。
服とか、日用品とか。
欲しいなら家具も買っていいよ。
一応一式は揃ってるけど――
って、ああ、まだ汐音の
使う部屋見せてなかったな」
後半は独り言になってる。
けどそのセリフであたしは
改めて実感した。
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