STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
「どうした?

オレの顔になんかついてる?」



「――別に」



そっけなく目をそらした先、
ソファの上に昨日あたしが
着てた服が置いてあるのが
見えた。

しかも、綺麗にたたんで。



「あれ――…」



昨夜ベッドの周りで脱ぎ
散らかした後、どこに
いったのかと思ってたら。



「あぁ。洗っといた。

すぐ出るから、着替えな」



「………………」



手に取ると洗っただけじゃ
なく、ちゃんとアイロンが
かかってるのがわかる。



(……マジで、謎)


_
< 99 / 396 >

この作品をシェア

pagetop