こんな恋の話し
入学
1997年4月上旬。
私は無事に希望していた高校へ合格した。
「新入生 入場!」
いかにも体育教師臭い短髪の先生の号令で、30分前に知った自分のクラス順に体育館に入場。
長い入学式が始まった。
「ねぇ~何中出身?」
横に座った可愛い女の子が、そっと話しかけてきた。
「緑中だよ。貴方は?」
「私は西中。てか、隣町からなの~なんでわざわざ!」
「いやーうちの中学の女子面倒くさくてさ~別に虐められてた訳じゃないけど、派閥とか色々大変だったし、ここバイト出来てバイク通学出来るからさ~」
事実だった。市内最大のマンモス校だった為、受験勉強も戦争。仲良く見えて腹の中は ライバルが1人でも希望校から消えればいい。そんな空気感だった。
そんな中は母子家庭の私は塾にも行けず何となく疎外感を感じていた。
まぁ今思えば思い過ごしだった気がするが。
私は無事に希望していた高校へ合格した。
「新入生 入場!」
いかにも体育教師臭い短髪の先生の号令で、30分前に知った自分のクラス順に体育館に入場。
長い入学式が始まった。
「ねぇ~何中出身?」
横に座った可愛い女の子が、そっと話しかけてきた。
「緑中だよ。貴方は?」
「私は西中。てか、隣町からなの~なんでわざわざ!」
「いやーうちの中学の女子面倒くさくてさ~別に虐められてた訳じゃないけど、派閥とか色々大変だったし、ここバイト出来てバイク通学出来るからさ~」
事実だった。市内最大のマンモス校だった為、受験勉強も戦争。仲良く見えて腹の中は ライバルが1人でも希望校から消えればいい。そんな空気感だった。
そんな中は母子家庭の私は塾にも行けず何となく疎外感を感じていた。
まぁ今思えば思い過ごしだった気がするが。