1つの願い事【完】


「お姉ちゃん…?」


「…来年も、そのまた来年も絶対叶うから」


「え?」


「私が約束するから」



腕の中のこんなにも小さいのに温かな体温、私の頬を雫が伝った。


もう、涙が抑えられなかった。


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