山田太郎と彼女





「ごめんなさい!弁償します」


「いや、いいよ」


「いや、します。あの、名前は…?」


女はドヤ顔をした。


「すいません。あ、僕、山田太郎です」


「………すいません…。慰めの言葉が思い浮かびません…」


「いや、いいですけど…慣れてるんで」


女はちょっとだけ山田太郎に同情した。





< 3 / 5 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop