先生とあたし
「馬鹿……そこまで許してない」
「うん、知ってる」
「ちょっ……」
「キス…してやろうか??」
「公共の場でやめてください」
「おまえのやめてくださいは逆」
「ち、ちがうっつうの…!」
先生がぐっと顔を寄せ……
あたしの左肩に顔をうずめた
「ふふっ…キスしないの?って思ったろ?」
「うっさいなぁ……!!」
「やっぱな?…名前呼んでくれたら
キスしてやってもいいけど?」
「……………」
「早く呼んでみろよ?」
「……永田先生…」
「ちげぇよ、名前で呼べ、明って呼んで」
「……あ、あきらせんせ…」
「ふふっ…よくできました」
先生は唇をやっと重ねてきた。