82歳、ベッドの上で②
□約束
それから数年が経ち
私は看護師になった
おばあちゃんのために
叶えたかった夢
遅くなってしまった
けれど
諦めなかったよ
だってお日様はいつも
空で笑ってたから
お日様の笑顔は
おばあちゃんの
笑顔なんだから…
大好きだった
おばあちゃん
今も大好きな
おばあちゃん
あのね
おばあちゃん
私が働く病院には
お年寄りが多いんだ
おばあちゃんに
してあげたかったこと
出来なかったから…
あのね
嬉しそうに
笑ってくれると
私も嬉しいんだ