可愛いあの子は危険生物<短>


最近るるかと一緒にいて、気付いた事。



俺変態、嫌いじゃないや。

可愛いアイドル的存在が、変態な事を知って、驚かなかったと言えば嘘になるけど、

『あーらーたくんっ』

るるかは可愛い。
変わらず可愛いと思う。

女の子が変態ってマイナスなのかっ!?

…俺は寧ろ、そこが可愛いと思ってしまうんだけど!

だから、

『新君!新君を興奮させようかと!』

こんな事を急に言い出したって


『ほらっ新君が好きそうなパンチラしそうな服!』

こ、こんなことだって、


『捲る?』

ぜ、全然

『なんならこっち、揉む?』

「大丈夫じゃねぇー!!」

平気じゃない、平静ではいられない、平熱は高めだぁーーー!←

「ももももも揉むとか言うなぁ…っ!」

『今日も真っ赤だねぇ』

るるかのニヤニヤ顔を見て、またまんまとはめられた事に気付く。

「からかうなよ…!」

『からかってなんかないよ?私新君に興奮して欲しいもん』


今回ばかりは俺だって、たまには仕返ししてもいいよな?

いつもやられてばかりじゃないんだからな。


「うん、興奮した」

『わっ何何っ!強引新君だぁ!』

トン、と肩を突つくと、仰向けに倒れるるるか。

その上に馬乗りになって一言。





「だから責任とってよ」










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