可愛いあの子は危険生物<短>
あれよあれよという間に、
『わは〜新君ちおっきいねぇ』
イン俺の家…………ウィズ柊るるか。
ウィズの後おかしくないかぁ!?
絶対におかしい。
異性の家ってそんな気軽に入るもん!?
しかもそんなに仲が良いわけでもないのに…!
「ね、柊さん…さっきも言ったけど、親………いないよ?」
『るるかでいいよ〜』
「え…あ、うん」
…………………って!
違うだろ俺!
『お邪魔しまーすっ』
自由!超自由!!
この状況を超おいしいとか思っちゃってるんだよ、俺!
少なからず野獣っすよ、俺!
学校のアイドルと部屋で二人きりとか…………ドキドキしない方が無理だって!
『男子のバイブルはあっるかなぁ〜』
部屋に入って第一声がこれ。
男子のバイブルってまさか…
あれですか?ベッドの下が定番と予想される…あれですか?
柊るるかがそんな事言うのか!?
『レッツ捜索!』
…でも、柊るるかの危険性は、こんなもんじゃなかった。