番号


頭が混乱する。


ピピピピピ…
俺は紗代の番号にかける。

「もしもし?紗代?」


「雄大先輩が…自殺だって…」


「……………」


「きやぁぁぁぁっ!!!!」


受話器越しに音割れするような
紗代の悲鳴が聞こえてきた。



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