皇〜最強の名を冠する者〜
そんな2人を見ていたマスターは、こらえきれなくなったのか小さく吹き出した。
「相変わらず熱々だねぇ、2人とも。見てるこっちが恥ずかしくなるよ。……あ、そうそう。次の任務が入っているんだけど…」
「任務?俺たちにか?」
「うん。続けてで申し訳無いんだけど………。」
任務という言葉に2人は気を引き締め、カインの前に再び立つ.
「…………ランクはSSS。しかも長期任務になる。ランク的には君達のうちどちらか1人で十分なんだが、少々厄介でね。国王からも直々に『君達2人に。』って言われてる。…………受けてくれないかな?」