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幼馴染み
*羽菜*





「おはよ、和葉ちゃん」


わたしはいつものように最高の笑顔で目の前にいる彼を見つめる。


「ん…羽菜…はよ」



眠たそうにわたしに柔らかい笑顔を向ける彼に、自然と顔が綻ぶ。




和葉ちゃんこと松野和葉(まつのかずは)と

わたし、佐倉羽菜(さくらはな)は

家が隣で親同士が仲が良かったということもあり

小さいころからいつも一緒でいわゆる“幼馴染み”という関係







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