Merci ma cherie
貴女と二人
夜空を見上げる
無数の星がちりばめられた大空
蒼い月
こんな空に羽ばたいてみたいな
真っ白な翼に夢を乗せて
たった二人で


それでももう貴女はここにいない
2度と帰ってこない
何故だろう
あたしの手のひらには

貴女の温もりが残っているのに





あたしは一人
夜空を見上げる
貴女はこの空にいますか?
淡い光
あたしは弱すぎるから進めない
貴女の後を追う事ばかり
考えてる


貴女の後を追わせてもくれない
そっちに逝こうとすると
何故だろう
消えずに残っている

貴女の温もりに突き飛ばされる




何の罪もないはずの
蒼い空を
あたしは
今日も
睨み続ける
< 27 / 33 >

この作品をシェア

pagetop