街角トレイン



あの日から…。
球技大会があった日から…。



キキくんを
街角トレインで見ることは
なくなった。



連絡も取らず…
あれから
一ヶ月は過ぎようとしていた…。



「メールしてみようかな」



電話は苦手な私。
声は聞きたいけど、恥ずかしくて。



"久しぶり。
最近、電車で見かけないけど
どうかした?
待ってるからね(*^_^*)"



「ちょっと、馴れ馴れしいかな?」



"連絡待ってます"



「送信っと」



その時は思いもしなかった。
私の送ったメールが…
私の心をズタズタにするだなんて―…



「あっ!来た…キキくんからだ。
………えっ…?」



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