街角トレイン
今日でサビを完成させて
明日持っていくつもりだ。
キキの歌詞は曲をつけやすくて
あまり苦労しなかった。
「よし…!完成!!」
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「ララ…本当にお前がこの曲作ったのか?」
「うん!―…ダメだった…?」
「ちょっと来い」
ヤバイ…!
ダメだったんだ…。
叱られるー!!
「この音は、何だと思う?」
♪…青色の音がする…。
「ラ…かな?」
「じゃあ、この音は?」
♪…紫だ…。
「ファのシャープかな?」
「お前…音感持ってるじゃねぇか!」
「えっ!?そんなわけないよ」
「じゃあ、なぜこの音がわかった?」
「それは…青色は"ラ"で
紫色は"ファ#"だから…」
「バカ!それが絶対音感なんだよ!」
「えっ…?そうなの?」
私…音感持ってたの!?
でも…言われてみれば…
物が落ちたときの音もわかるし
人が歌ってるときに
音が少し外れたときもわかる…
なんで今まで気づかなかったの!?
「ララ…俺のパートナーになれ」
「え…?」