夏の日の出来事
次の日、クラスの女子があたしを囲んだ
「え、なに?」
顔を上げる
「来て」
「はぁー...」
教室へ行く前に体育館裏に呼ばれる
「なに?」
あたしを真ん中にして囲まれる
別に逃げないし...
「北野君と、別れたの??」
「あー」
もう知ってんだ...
「本当に別れてくれたんだね♪」
そうやって言ったの、アンタらだし
「じゃあもう、アンタには手出しはしないから」
「あっそ」
それは良かった
「じゃあね~」
女子達は教室へ帰って行った
「ふぅ...」
疲れるー
朝から疲れちゃったよ...
「はよ!!」
璃乃が後ろから声を掛けた
「あ、凜乃だー」
「?あたしだよー?」
ちょっとホッとした