夏の日の出来事
「まったく...気にし過ぎなんだっつうの!!」
「けど...本当にこれでいいの...」
「...本当に?」
頷くあたし
璃乃は笑って
「そ」
と、呟いた
「あたし、保健室行くね」
「どうしたの?」
「おサボり~♪」
「うわっ。由愛ちゃん、わる~い★」
「だって現社の先生嫌いだもーん」
「由愛のこと、目ェ付けてるしね」
「そそ♪だから保健室で寝るのさ♪」
「いってらぁ★」
「おうっ」
あたしは保健室へ向かった
「しつれーしまーす」
保健室のドアを開ける
「あれ...北野由愛?」
フルネームですか...
いつか屋上で助けてくれた2年の先輩
「先輩...ここで何してるんですか?」
「俺、保健委員って理由で逃げてきた~」
「保健委員ですか...」
「北野由愛はどうした?」
「おサボりです。ベッド借りますね~」
ベッドに寝転ぶ