夏の日の出来事
そんなことを考えていたらもう聖夜はあたしの目の前
「お...おはよ」
とりあえず挨拶はしておこう
不審と思わせないように...
「はよ」
一応挨拶は返してくれた
「早く教室行かないと遅刻だよ?」
聖夜の隣を通り過ぎる
今すぐにここから逃げたい...
「ちょっと待て、由愛」
まただ...
また聖夜があたしの腕を掴んだ
「...離して?」
周りの人が見てる...
聖夜はモテるんだから...
あたしと一緒に居ちゃダメだよ、聖夜は
「俺...」
聖夜が何かを言い掛けた
「由愛ー!!!」
「ウゲッ...」
凜乃があたしに飛び付いた
それと同時に聖夜があたしの腕を離した
「おはよ!!由愛!!」
「おはよう、凜乃。朝からテンション高いね」
「あたしはいつもこんなんだよ!!♪」
いや、いつもより高いよ...
あたしは眠いんだから...