夏の日の出来事
「コーヒーでいい?」
「うん、ありがとう」
リビングに通す
「はい、どうぞ」
テーブルに置く、コーヒーの入ったコップ
その隣には手紙が置いてある
やべ...っ!!
しまい忘れた!!
「これ...」
由愛が気付いた
「あぁ、親父宛ての手紙。今朝、母さんが持ってきた」
「ふぅん...」
「親父さ、その手紙大切に持ってたんだよね」
由愛...まだ気付いてない?
「...3年前の事故、親父の前方不注意で起こしたんだ。しかも相手の両親は亡くなったって聞いた」
「えっ...」
由愛が驚いた
さすがに...ここまで聞けば気付くよな?
ガチャッ
玄関のドアが開く音
嘘だろ!?
もう帰って来たのかよ!?
「あら、聖夜。もう帰ったの?」
「あぁ、さっき帰った」
母さんと由愛が鉢合わせ