夏の日の出来事
「じゃあ由愛、また明日ね♪」
「うん。康祐君、凜乃をお願いね?」
「おう、任せとけ。璃乃、行こうぜ」
「うん!!」
凜乃と康祐君は手を繋いで一緒に帰って行った
「はぁー...」
あたしは溜息をついて、鞄を持った
あたしは今日、向かうとこがある
それは、事故った場所
そこは、交通量が少ない場所
だけど...実際に事故は起こった
花束を持って、向かう
「あれ...由愛?」
「?」
振り返ると、鞄を背負った聖夜
「聖夜...家、こっち?」
「そう。由愛、その花どうすんの?」
「えっ...」
聞かれたくないことを聞かれた
どうやって言おう...?
両親が死んだから?
知り合いが近くて亡くなったから?
どうしよう...
「...言いたくないならいいけど、別に」
「ごめんね....」
あたし、何に対して謝ったの?