夏の日の出来事



「どうした?」


「なんでもない...足、痺れちゃって...」


とっさについた嘘


「あははっ。大丈夫か?立てそう?」


「ちょっと...無理かも...」


「じゃあこうするわ」


「キャッ!?」


あたしを軽々と持ち上げる


「ちょっと!!」


「高いの、嫌い?」


「そうじゃなくって!!重いでしょ...?」


「...///」


なぜか照れてる聖夜


「?」


「足のしびれ治るまで、ベッドで寝てな」


「え、あ、うん...」


ベッドに寝転がされる


「...で、なんでこの体勢?」


「ん、最近俺寝不足だからさ」


「だからって...!!」


あたしの隣には聖夜が寝てる


そしてあたしを抱き締めてる


サラッと髪を触られる


「///」


その顔が優しくて、心臓がヤバい...


めちゃくちゃ綺麗だと改めて思った







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