夏の日の出来事
「バッ!!そんなこと言わないでよ!!」
一気に顔が赤くなるあたし
ギュッとあたしを抱き締める聖夜
「由愛...キス...したい...」
「...いいよ」
「え!?」
聖夜は慌てて離す
「今、なんて言った!?」
「いいって言ったの」
「ほ...本当に...?」
「うん」
「俺...理性保てねえかもしれねえぞ...?」
「それは保って。けど...キスはいいよ。それ以上は嫌だけど」
それ以上は...もうちょっとしてからね
それまで聖夜が...あたしを想っててくれるなら、だけど
「絶対...大切にするから...」
「うん」
あたしはそっと目を閉じる
聖夜があたしの頬を撫でる
優しく...だけどすごく愛おしく感じた
「クスッ」
「え?」
キスをしたあと、聖夜が笑う
「何、どうしたの?」
「いや、由愛が素直過ぎるなって」
「べ...別にいいじゃん!!///」
つい赤くなってしまう