夏の日の出来事
由愛 side
聖夜が珍しく、真剣だ
もしかしたら...もう一緒に居られない...?
病気のこと...?
もし...病気が治ってくれたら...
あたしは本気で言おうと思ってる、自分の気持ちを
「悪い、今日はコーヒー作れない」
「え?あ、うん」
コーヒーないんだ...
「こっち、来て」
「?うん」
聖夜についてくと、寝室だった
え...嘘でしょ?
「ん、変なことはしねえから心配すんな」
「あ、良かった...」
ベッドに座ると、聖夜が後ろから抱き締めた
「ちょっ!?」
「このまま、聞いてほしい」
「うん」
聖夜の様子が変
いつも変だけど...
いつも以上に変過ぎる
死なないよね...?
居なくなんて...ならないよね...?
聖夜の表情が見えないことに不安を感じた