夏の日の出来事
「重くないですか?」
「全然。逆に軽すぎる」
そう言われたのは初めてです...
「あれ、慎吾じゃん」
「おー」
先輩に声をかける先輩たち
「その子、誰?」
「ん、ちょっとねー」
「まーた新しい彼女?」
「ちっげぇよ。つうかまたって言うなよ」
「へいへい。俺も授業サボりてえから一緒に行く~」
「来んのかよ...」
先輩はぶつぶつと言ってる
「しつれーします」
「先生、居なくね?」
保健室には、誰も居ない
「まあいいや。シップーっと...」
シップを探す先輩
もう1人の先輩をチラッと見たら目が合って固まった
...あの人だ...
屋上で、襲ってきた先輩だ...
あたしはフッと目を伏せる
気付いてないのかな...?
「あった、あった。服、めくって」
「じ...自分でやります!!」
傷は見せたくない...