夏の日の出来事


「聖夜!!先輩は...何も悪くない!!」


「じゃあ...なんでおんぶされてたんだよ」


「それは...」


「コイツが屋上で腰抜かしてたから。背負ってきただけ」


せ...先輩...!!


「.......」


「本当だよ、聖夜!!」


「なんかあったら俺に言えよ、お前は」


「うん、ありがと」


聖夜は先輩を離してあたしの頬にキスをする


「先輩、ありがとございました」


「あぁ、気にするな」


先輩は保健室から出て行った


「由愛、どうしたの?」


「え?なにが?」


「シップの匂いする...」


「あぁ...さっきお腹打っちゃって」


お腹を見せてシップを見せる


「傷は平気か?」


そっとあたしの傷に触る


「平気だよ。痛くないし」


「そ。教室、戻れそう?」


「んー、もうちょっとここに残ってる。聖夜は戻ってもいいよ?」


「由愛1人に出来るわけねえよ。由愛は...可愛いんだから...///」


聖夜が顔を赤くして言う


赤くしてまで言わなくても...








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