小さな幸せ
後悔
「疲れたー」しいがため息まじりにつぶやく
「同感」その横でうなずいているのは
この私、若葉りん。
本内中学校に通う15歳ですっ
現在ばバド部に入部中。。。
隣にいるしいこと山下しいは
同じばど部でダブルスの相棒
2年の頃途中入部した私は、最初しいとめちゃ仲が悪かった
お互い嫌いあってて、絶対仲良くなれるわけないと思っていた
でも辛い練習を一緒に乗り越えていくうちに
いつの間にか親友になっていて。
今ではかけがえのない存在になった
そんなわたし達は仲良く下校中
これからしいの家に行く予定。
「でも今日の先生うけたわ」しいが笑いながら言った
「あそこでこけるとかね」わたしも笑って相槌を打つ
しいはさっぱりした性格で
なんでも言いたいことははっきり言うタイプ
そんなとこが好きなんだ
その時バド部の女子の冷やかしの声が聞こえてきた
「あの2人また一緒に帰ってるよ」
その声は一組のカップルに向けられているようだ
「誰だろ」しいが辺りをみわたす
わたしも冷やかしの対象になっているかっぷるを目で探した
いた。前を歩いてるカップル不釣合いな身長差...
あれは...
「広永じゃん」しいが呼んだその名前へに胸がずきりと痛んだ
そう前にいたのは広永奏太と後輩のなみちゃんだった
なみちゃんはモデルさんみたいな身長に可愛い顔した
とてもいい子わたしも仲がいい後輩だ
広永奏太は同じばど部で
1年からの付き合い。
ちびでむかつくけど誰よりもばどがうまい
そしてわたしの...好きな人