トキのカナタへ
プロローグ
いつかのキオク
『……たとえ、気が遠くなる程のトキが流れようと、俺はお前だけを想い続ける』
『私もよ。………どんなに遠く離れても、心だけは貴方の側に…』
『『―――愛してる』』
………遥か遠いキオク
すべての、ハジマリ
『―――消滅など、何よりも楽な罰を与えるわけにはいかない。
お前たちには最も重き罰を受けることで罪を償ってもらう…
―――いつか赦される、そのトキまで―――』