トキのカナタへ
――…
なんやかんやであれから教室を出て、現在一階の渡り廊下。(ちなみに一年の教室は四階)
ふと廊下の先を見ると、3人の男子生徒がいた。
(……ん?誰だろう、あれ………………)
目を凝らす……が、紗和は目がそこまでよくないため、見ただけでは分からなかった。
そう、見ただけでは………
(…………あの無駄にキラキラしたオーラ…)
突如はしる悪寒。
そして何かを悟る紗和。
(うげっ、やっぱりあの人達だ)
そこにいたのは………
―――――――そこにいたのは、入学早々にもかかわらずすべての女子の心を鷲掴みにし、すべての女子がイケメンであると認めた3人だった。