トキのカナタへ
(…ふっ、イケメンなんてねぇ、顔が無駄にいいやつなんてねぇ…………………
…………高確率で性格悪いんだよ!!!
確かに目の保養にはなるとは思うけど……けど絶対関わりたくない!!!!!!
何があっても関わらないんだから!)
――――しかし、この誓いはすぐに破られることとなる。
「…………でね、そのときあいつが……………あれ?颯(はやて)?」
今まで会話に夢中で気づかなかったらしい捺綺が彼らに気づき、名前を呼んだ。
どうやら知り合いのようだ。
―――――しかも、結構親密な関係。
その証拠に…………
「あっ、昊(こう)ちゃん!!」
千鶴が、3人の中の1人に抱きついた…