愛塊~キミへ~
あたし達は学校に着き、入学式が行われた。ずっとずっといすに座ってえらい人の話を聞かされる。あたしは端に座ってるのでキッチリとしなければならない。その時は、とても沈黙な空気。しんどい。

『次は新入生挨拶です。』

やっと新入生挨拶か。挨拶は入試トップがやることになっている。どうせガリ勉みたいな奴なんでしょ。

『新入生代表、宮本 祐一』

「はい。」

新入生挨拶なんてどうでもいい~と思い、隣にいる実香に話しかける。

「つうか~しんどい~~実香あああああ」

「まじしんどい~こんな話どうでもいいし!!!」

「思った~♪」

二人で無我夢中に会話をしていたとき、誰かが歩いてきて、誰かの手が私の口に…触れた。

「ん…~んん~ッあ…!?!」

「式の途中に喋らないことっ!!」

「は……ぃ」

誰だろうと思い、顔を上げてみる。えぇえ!!超イケメン!!顔をずらして名前を見てみる。…宮本!?!?!?!新入生挨拶の!?!?!?!

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