金烏玉兎


テニス部に入っていたのは納得。最初見た時、日焼けしてると思っていたから。


「その時、いざこざがあって。」

「うん。」

「知ってて傷つけるより知らなくて傷つける方が最低だな、って思って。」


分かる───と言いかけて止めた。

百合ちゃんは大切な友達だから。

簡単に、分かる、なんて言いたく無い。



< 47 / 190 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop