君がいて あたしがいた
つみ

やばい

出会いはふいに。。
よくあるラブソングのような言葉がとても似合う
あたしたちの出会い。

気付いてしまった時は、
恋に落ちていた。


あぁ、
好き。



きゅん、を感じてしまったのは美術の授業。
素晴らしいセンスの持ち主として、
講師が来た。
「んとーA美大卒の、栗木です。皆さん思いを絵にスムーズにぶつけることができるように手助けに来ましたー。俺は見てのとーり、先生なんて名前が似合わない人間だ。栗木でも、ヨシでも変人でも自由に呼んでねー。」

だるい話口調。
細身のスーツに、自分でデザインしたのだろう代わったアクセサリーやブローチ、頑張って黒スプレーをかけたのだろうがえりあしに残る金髪。

こんなんでいいのかと思うが魅力的だった。
映画の世界に引き込まれた。
そんな気分。


カラフルなバラを塗る途中の筆が思わず止まる。

栗木はジャケットを脱ぎ、一周歩くと
教室を何回か見回した。


「講師なんておおげさに呼んでみるけど、つまんねーな。」

皆が顔を見合わせる。

「お前らの絵は本当に書きたい絵か?愛されるのを狙った絵じゃないか?」
< 1 / 1 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop