暴走族と4才児!
理央奈が走って行くと、忍は彼方の足を思いっきり踏んづけた。


「いってぇぇっ?!」


「理央奈ちゃんに触るな、このロリコンっ!」


「ろ、ろ、ロリコンっ?!」


忍は、べえっと舌を出すと理央奈のいる方へと走っていく。


「ぶっ…、はははははっ!さ、さすが亮の弟だなっ…くっ、は、腹いてぇっ……」


「おい香!てめぇ笑いすぎなんだよっ!」


「くっ…、わ、悪い…でも、ロリコンって……ぶっ、くははっ!」


「きょ~お~?!」


それからしばらく、砂浜で男同士のむさ苦しい追いかけっこが勃発したのは、言うまでもない……。


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