暴走族と4才児!
「………んで、だ」 


千暁は、今までの雰囲気を壊すかのように言った。


「まだ、何かあんだろ?何を悩んでんだ、亮」


千暁のその真剣な瞳に、亮は笑い出した。


「ふはっ…、千暁さんってほんっと、バカなんだか頭いいんだか、よく分かんないですよね」


「あんだって?!」


「ははっ、ほんとの事じゃないですか」


「亮…、お前なぁ……」

「…千暁さん」


千暁は、亮が真剣になったのを悟って言った。


「……どうした」


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