暴走族と4才児!
と、そんな中、千暁は亮の方をじっと見つめる不審な獅龍組幹部に気付いた。


(…?何だ、あいつ……?)


と、その幹部の男が亮の方に向かって走り出す。

その手には、ナイフが握られていた。


「…っ、亮っ!!」


千暁は亮の名を叫んで男を倒そうと走るが、別な獅龍組幹部に邪魔をされる。


千暁の叫びで、亮はナイフを持った男の存在に気付いた。


しかし、男はもう亮の目の前……




グサッ…―。




ナイフが体に突き刺さる音がして、周りに大量の血が飛び散る。


しかし地面に倒れ込んだのは、亮ではなく……












「…っ、理央、奈……?」















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