暴走族と4才児!
「忍、お前どうしてっ……」


忍は呆然とする亮には答えず、一目散に理央奈の眠るベッドに駆け寄る。


「…っ、理央奈ちゃん……?」


忍が呼び掛けるが、理央奈は眠ったまま動かなかった。


「僕っ…、ちゃんと、目ぇ覚ましたよ……?ねぇ、理央奈ちゃん……」


忍は、何度も何度も理央奈に呼び掛ける。


瞳に涙を溜めて、震える声を抑えながら…


見ている方が苦しくなるような顔をして……。


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