暴走族と4才児!
「優実……、守ってやれなくて、ごめんな………」


「……お兄ちゃん」


理央奈は、小さな声で呟く。


遥は、しばらく理央奈を 抱き締めて離さなかった。




「…………ありがとう、理央奈」


落ち着いた遥が理央奈を離して言った。


……………………が。




「…ぶはっ、寝てるし……」


理央奈は、疲れてしまったのかすぅすぅと寝息をたてている。


遥は、理央奈を起こさないようにそっと抱き上げて布団に寝せた。


「…お休み、理央奈」


遥は、理央奈の頭をそっと撫でると、穏やかな笑みを浮かべて部屋をあとにした………。


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