暴走族と4才児!
花火大会当日…―。


「しっかし、何で祭りってだけで皆こんなに浮かれるんだかなぁ」

「…圭人、それ、焼きそばとたこ焼きとりんご飴とかき氷を手に下げて言うことじゃねぇぞ?」


夜の花火大会の場所取りのために、理央奈達6人はお昼頃から川原にやって来ていた。


「い、良いじゃねぇかよ別に!理央奈も、かき氷とか食いたいよな?」


「理央奈、たこ焼き食べたい!」

「ほら見ろ!買っててよかっただろ?」


圭人が亮達の方を向いて、得意気な顔で言う。

「ねぇけぇにぃ、理央奈、あとわたあめと焼きそばと焼き鳥が食べたい!」

「…………全部食えんのか?」

「うん!」

「………………そっか」
亮達は、食欲旺盛な理央奈に圧倒されつつも、花火の時間を待つ。

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