暴走族と4才児!
亮が、角を曲がったところでふと足をとめる。


つられて4人も足を止めると、そこには幼稚園の服を着た少女が1人、道端に座り込んで泣いていた。




「げっ…、ガキじゃんか」


嫌そうに顔をしかめた悠也。


「ほっとこうぜ、どうせ迷子だろ」


圭人も、悠也と同じように顔をしかめる。




「……高梨幼稚園って、園児は全員バスだよな?」




祥平は、少女を見ながら言った。


「そうなのか?乗り遅れただけだろ」


遥も、怪訝そうな顔で祥平に言った。


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