暴走族と4才児!
「僕達のお父さんは、お仕事で5年東京に1人で過ごすことになってて……、お母さんの命令が酷くなったのは、お父さんが東京に行ってからだった。僕と亮兄ちゃんは、周りに頼れる人が居なくて……、ただ、耐えるしかなかったんだ」




「それでも、僕は亮兄ちゃんがいたから我慢できた。亮兄ちゃんはその時まだ中学生で、大変だったはずなのに…、いつも僕を守ってくれた。僕は、亮兄ちゃんに甘えてばっかりだった……、だから、だから亮兄ちゃんが、僕が生まれる前からそんな命令に1人で耐えてたなんて……、知らなかったんだ…」


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