暴走族と4才児!
「………っ!」


理央奈の目から、涙がこぼれ落ちる。


忍は、その涙を拭ってやるとまた話を続けた。


「でも、今はお父さんがお仕事から帰ってきて、お母さんが命令することは出来なくなくなったんだ。お父さんとお母さんは、もう一緒に暮らさないみたい……もしかしたら、僕は1人、お母さんに引き取られるかもしれない」




「えっ……?!」


理央奈が声を上げると、忍はフッと笑う。


「なんかよくわかんないけど、大人のじじょ―なんだってさ」


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