ピンクの自転車
日も暮れかけてて
空がオレンジ色に染まっていた。
「ギャハハwえーwまぢでぇ!?そいつマヂでキモくね?」
「ありえねー」
私たちの自転車の近くに三年がたまっていた。
私は奈々の服の袖をひっぱった。
「無理。私ああゆうの苦手…」
「柚夏っ★大丈夫だよっ!!アタシ知り合いだしっ!!」
「でもぉ…」
「目合わさなかったらいいんだよ!!行こっ★早く帰りたい★」
私は早歩きで下を向いてスタスタとその人たちの前を通りすぎた。
…あれ?
私の隣にピンクの自転車がとまってた。
見覚えない自転車だなぁ。
ペンキで縫ってるからかな。
まぁいいか。
そして私は奈々と喋りながら自転車を押しながらゆっくり帰った。