カルテット
‡第3章‡〜仲良し〜
『うわぁ、やっぱり平日でも人多いねー』
由利が目的地に着くなり窓の外を見ながらそう言うと
『今日がセール初日だからな。』
と、隆介が淡々と答えた。
私達4人はT市のアウトレットに来ていた。
今日からセールが始まるらしく、車を停めるスペースを探すのにも一苦労だ。
やっと車を停める事ができ車から降りると由利が腕を組んできた。
よっぽど楽しみにしていたようでかなりはしゃいでいる。
あとの二人はというと敬太の言う通り、意外に仲良しだった。
隆介の運転と敬太のナビでここまでやってきたのにはびっくりだった。
『ね、私一回お金おろしに行きたいんだけど』
由利がそう言ったが案内板を見てもATMはないようだ。
『アウトレット内には確かなかっただろ。ここ一回坂降りたとこにあったはずだから俺も一緒に行くよ。』
隆介もお金をおろしたいらしく、そう言うと由利がとんでもない事を言った。
『んじゃ華ちゃんと敬太はしばらく適当に待ってて☆』
は!?うちらも一緒に行けばいぃじゃん!!
そぅ思ったが、敬太が
『あぁ、なら華さん行こっか』
と言ったため、その言葉は飲み込んだ。
誰よりも敬太が辛いはずだから。
由利が目的地に着くなり窓の外を見ながらそう言うと
『今日がセール初日だからな。』
と、隆介が淡々と答えた。
私達4人はT市のアウトレットに来ていた。
今日からセールが始まるらしく、車を停めるスペースを探すのにも一苦労だ。
やっと車を停める事ができ車から降りると由利が腕を組んできた。
よっぽど楽しみにしていたようでかなりはしゃいでいる。
あとの二人はというと敬太の言う通り、意外に仲良しだった。
隆介の運転と敬太のナビでここまでやってきたのにはびっくりだった。
『ね、私一回お金おろしに行きたいんだけど』
由利がそう言ったが案内板を見てもATMはないようだ。
『アウトレット内には確かなかっただろ。ここ一回坂降りたとこにあったはずだから俺も一緒に行くよ。』
隆介もお金をおろしたいらしく、そう言うと由利がとんでもない事を言った。
『んじゃ華ちゃんと敬太はしばらく適当に待ってて☆』
は!?うちらも一緒に行けばいぃじゃん!!
そぅ思ったが、敬太が
『あぁ、なら華さん行こっか』
と言ったため、その言葉は飲み込んだ。
誰よりも敬太が辛いはずだから。