カルテット
‡第1章‡〜始まり〜
1月16日(水)
この日私は何故か自分がいつも一緒にいるグループとは違うグループの友人由利と一緒に買い物に来ていた。
水曜日はいつも午前中で授業が終わり皆早々に帰るのだが、
この日私は夕方から役員会があり、同じく夕方からサークルに行かねばならない由利とたまたま時間があったため行動を共にしていたのだ。
うちの学科は女子のグループ同士が仲がよかったため、誰とでも気軽に話せたのだが、正直学科の女子とはあまり話があわず、自分のグループの友人ともあまり一緒に遊ぶ事はなかった。
ましてや、違うグループの由利とは個人的に遊びに行くのは初めてだった。
一通り店の中をまわってしまい、する事もなくなってしまったので私達はお茶にする事にした。
『由利ちゃん最近敬太君とはどんな感じなん?』
敬太とは、由利の彼氏の山本敬太の事だ。
『ん〜、それがさぁ…最近別れたんよぉ。』
『えっ』
夫婦のように仲の良かった二人は学科でも公認のカップルだったため、その事実には少なからず驚いた。
『何が原因で別れたん?』
そう聞くと、由利は瞳を輝かせながら語りだした。
この日私は何故か自分がいつも一緒にいるグループとは違うグループの友人由利と一緒に買い物に来ていた。
水曜日はいつも午前中で授業が終わり皆早々に帰るのだが、
この日私は夕方から役員会があり、同じく夕方からサークルに行かねばならない由利とたまたま時間があったため行動を共にしていたのだ。
うちの学科は女子のグループ同士が仲がよかったため、誰とでも気軽に話せたのだが、正直学科の女子とはあまり話があわず、自分のグループの友人ともあまり一緒に遊ぶ事はなかった。
ましてや、違うグループの由利とは個人的に遊びに行くのは初めてだった。
一通り店の中をまわってしまい、する事もなくなってしまったので私達はお茶にする事にした。
『由利ちゃん最近敬太君とはどんな感じなん?』
敬太とは、由利の彼氏の山本敬太の事だ。
『ん〜、それがさぁ…最近別れたんよぉ。』
『えっ』
夫婦のように仲の良かった二人は学科でも公認のカップルだったため、その事実には少なからず驚いた。
『何が原因で別れたん?』
そう聞くと、由利は瞳を輝かせながら語りだした。