エールミー!
3.私と愉快な人たち
その後、どうなったかというと
私はそこから、電車のなかで咲坂くんに
友達がどうゆうものなのかとか…
本当に自分が友達になってもいいのかとか…
いろいろ聞いた
それに咲坂くんは
1個1個丁寧にかえしてくれた
その度にうれしくなって、
次は何を聞こうか、次々に浮かんで
今思えば迷惑だったんじゃないかと思う
でも、その分咲坂くんのことを少し知った
実は水上高校の特待生で
県内でもトップ5の学力を持っていて
得意な科目は数学で
苦手な科目は国語(苦手でも常にテストは優秀)
スポーツもまんべんなくできて
中でも球技が得意らしい
・・・なんか私、
すごい人と友達になったような
まさに完璧人間
最後にメールアドレスを交換して、別れた
その日、早速メールしようと思ったが、
家に帰るといきなり
現実に降り戻されたような気がして、
メールする気になれなかった
電車の中は本当に夢みたいだった