LOVE・GAMELY -恋愛遊戯- (全199話)
■遊戯
○Side 奈穂
瞼の向こう…
鳥の鳴き声がする
『…んー…』
『奈穂、おはよ…』
聞き覚えのある声
これは私の大好きな彼の…
《ガバァッ》
『朝?! 学校は?!』
布団を跳ね退け時計を見る
『6時! まだ間に合う!!』
私の焦りようとは逆に洋くんは苦笑したまま固まっていた
『洋くん! 急がなきゃ!!』
私はそんな洋くんの肩をガクガクと揺らした
『あ…はははは! 今、夕方だよ? それに明日も学校ないし!』
『夕方…?!』
言われてみると外には夕日
じゃあアレから1時間しか経っていないというの?!
あまりの恥ずかしさに布団の中に潜り姿を隠す
その上から洋くんが抱きしめてくれた
…暖かい…
『体…痛くない?』
『…はい…』
私は幸せ…
本当は幸せを感じてはいけない立場なのに…
本当に初めてがこの人でよかったと思ったんだ
『さて、着替えて行くか』
『え? どこにですか?』
『夕飯食べに』
洋くんはニッコリ笑うと私の前にピンクの布を差し出した
何これー…って
『うわぁ!!』
私のパンツ!!
突然の事に驚いて、引ったくるように下着を取る
『俺を変態みたいに見るなよ…』
『だッ だって…』
「ありがとう」と自然に取るべきだったのか?
でも場慣れしてるみたいだし…
『まぁ、奈穂のそーゆうとこが好きだけどね』
好…き…?
初めて彼の口から聞いた言葉…
思わず「私も」と言ってしまいそうになる
でも言っちゃいけない…
返事次第では二度と抱いてもらえなくなってしまう
あくまでも貴方にとって、これは遊戯でしかないのだから…
○Side 奈穂
瞼の向こう…
鳥の鳴き声がする
『…んー…』
『奈穂、おはよ…』
聞き覚えのある声
これは私の大好きな彼の…
《ガバァッ》
『朝?! 学校は?!』
布団を跳ね退け時計を見る
『6時! まだ間に合う!!』
私の焦りようとは逆に洋くんは苦笑したまま固まっていた
『洋くん! 急がなきゃ!!』
私はそんな洋くんの肩をガクガクと揺らした
『あ…はははは! 今、夕方だよ? それに明日も学校ないし!』
『夕方…?!』
言われてみると外には夕日
じゃあアレから1時間しか経っていないというの?!
あまりの恥ずかしさに布団の中に潜り姿を隠す
その上から洋くんが抱きしめてくれた
…暖かい…
『体…痛くない?』
『…はい…』
私は幸せ…
本当は幸せを感じてはいけない立場なのに…
本当に初めてがこの人でよかったと思ったんだ
『さて、着替えて行くか』
『え? どこにですか?』
『夕飯食べに』
洋くんはニッコリ笑うと私の前にピンクの布を差し出した
何これー…って
『うわぁ!!』
私のパンツ!!
突然の事に驚いて、引ったくるように下着を取る
『俺を変態みたいに見るなよ…』
『だッ だって…』
「ありがとう」と自然に取るべきだったのか?
でも場慣れしてるみたいだし…
『まぁ、奈穂のそーゆうとこが好きだけどね』
好…き…?
初めて彼の口から聞いた言葉…
思わず「私も」と言ってしまいそうになる
でも言っちゃいけない…
返事次第では二度と抱いてもらえなくなってしまう
あくまでも貴方にとって、これは遊戯でしかないのだから…